緩和ケアチーム

「緩和ケア」と聞いて、どのようなイメージをお持ちですか？「最後の手段」「がん疼痛へのケア」「看取り」…などが浮かびますか？これらも緩和ケアで扱うテーマの一部ですが、それだけにとどまりません。

緩和ケアとは「生命を脅かす疾患による問題に直面する患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確なアセスメントと対処（治療・処置）を行うことによって、苦しみを予防し、和らげることで、クオリティ・オブ・ライフを改善するアプローチ」です。

当院緩和ケアチームでは、ご本人・ご家族の苦痛を軽減し、希望する生き方や人間らしい生き方を支えることを目指した活動を行っています。
チームは、医師・薬剤師・看護師（病棟、外来、訪問看護、緩和ケア認定看護師）・栄養士・理学療法士・MSWなどの多職種スタッフで構成されており、それぞれの専門性を活かしながら、患者様・ご家族の症状緩和へ向けたディスカッションを行っています。
また、緩和ケアチーム主催で勉強会を開催したり、日本緩和医療学会で演題発表を行ったりもしています。