当院は整形外科を強みとしており、各関節に関する専門医を有し、日常生活での痛みに対して保存療法から手術後の介入まで患者様の要望に沿ったリハビリテーションを提供しています。
当院では平日のみでなく土日祝を含めた365日体制で患者様にリハビリテーションを提供しています。
そのため、術後早期からリハビリテーョンを行い、退院に向けて患者様の機能や能力改善を図ることができます。
入院前の外来診察時に術後リハビリが円滑に進むように、術前運動指導を行います。
術前運動指導は入院までに自宅で運動をしていただき、運動に対する週間を身に着けてもらうことが目的です。
理学療法士がマンツーマンで指導させていただきます。
手術前からの運動習慣が、術後の回復を早めます。筋力トレーニングや自動車こぎなどの有酸素運動が、手術後の機能回復に良い影響を及ぼすことが、これまでの研究で明らかにされています。
当リハビリテーションセンターでは、これに基づき「手術前から行う運動」を指導させていただいております。
運動は、コア(身体をコントロールする為に重要な働きを持つ部分)トレーニングの要素を取り入れ、数多くの症例経験から手術後や退院してからも必要とされるエクササイズを当リハビリテーションセンターにて選択しています。
そしてわかりやすくパンフレットも作成しています。
入院後に行わせていただくアンケート調査の結果では、この術前指導により手術までの期間に自宅で運動を行えた(75%)、運動への意識が高まった(82%)、手術への不安が減った(36%)などの声をいただいております。
術前 |
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術後1日目 |
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術後2~3日目 |
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術後3~7日目 |
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術後7~10日目 |
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術後10~14日目 |
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術後14日目以降 |
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※いずれも開始の目安です。
関節可動域運動、筋力トレーニングは、リハビリ以外の時間でも病棟などで自主的に継続して行います。
リハビリはとても重要です。理学療法士が責任を持って指導しますので、退院の目標に向かって共に頑張りましょう。
患者様の多くは退院後、在宅へ復帰されます。
その後、家庭へ復帰された後の生活動作の向上や復職、QOL(生活の質)の向上などを目標としたリハビリテーションを引き続き通院にて行っております。
退院後のリハビリの内容は「入院中に行っていた運動の確認」や「退院後に生じた疼痛ケア」「退院後に気がついた不安な動作などの指導」などを担当の理学療法士が行っていきます。
基本的には週1回通院していただき、退院後の生活に支障がなくなれば2、3週に1回に変更していくなど、患者様の状態に応じたリハビリ頻度を提案させていただきます。
一般的な症状の方であれば3~4週程度の入院で退院できます。
遠方で退院後のリハビリテーション通院が困難な方、術前歩行が不可能に近い方、ゆっくり入院したい方などには地域包括ケアシステムがあり、長期入院が可能です。様々な症状や背景に対応しますのでご相談ください。